フォークリフト事故に思う

倉庫業においては、フォークリフトは必需品である。当然に安全教育は日常的に行われているはずである。ところが運搬してきた取引先の社員が納入時に親切心でトラックから先方のフォークリフトを借りて倉庫に運搬した時に歩行者と接触事故があったとのこと(顧問先企業ではない)。

ここでの問題は、3つある。

1つは、公道でフォークリフトは走行できないのである。ナンバープレートをとっていれば走行はできるが荷物を運ぶことはできない。荷役作業する場合、警察の道路使用許可が必要だがそんなことで警察も許可しないでしょう。

2つは、フォークリフトは汎用機のため操作が簡単であるが、特殊免許が必要である(大型特殊or小型特殊)。

3つは、なんと言っても自動車保険に加入していなかったことである。自社社員、取引先の社員であればそれぞれの労災保険でカバーできるが(ただし全額ではないが)通行人は他人であるため労災保険は適用できない。

40年以上前、父親から聞いた話ではあるが、父の関与先企業でフォークリフトが倉庫から公道に出ての人身事故。当時フォークリフトが保険に加入する必要性も認識されていない時代であったので、その会社の社長個人の財産含めて遺族に5000万円を支払って示談解決した話を思い出した。高度経済成長期であれ、その会社は大きな損失であったと思う。